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『自分を愛する力』読書感想文

どうしたら人生幸せにできるか。最近の悩みです。豊かさとはなんなのだろうか・・・
読書感想文の第二弾として乙武洋匡さんの「自分を愛する力」を読みました。

sakashin.hatenadiary.com

 (マナブさんのYouTube企画:【発表】仕事を辞めても、人生は詰みません【新企画のお知らせ】) 

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本の概要

自分を愛する力つまり、「自己肯定感」を如何にして乙武さん自身が持てるようになったのかを記しています。乙武さん自身の家庭環境の話から始まり、教師や父親としての経験談です。子育てをする親の目線でも語られており、教育とはなにかについても語られています。

 

心に響いた3つの言葉

  1. 両親は僕の育ちをすべて前向きに受け止め、肯定してくれた。

  2. 自己肯定感を育んでいくうえで欠かせない要素があった。それは、自己実現の機会-もっと平たく言えば、成功体験を積み重ねていくことだった。

  3. ルールに従ってさえいれば、「いや私が判断したんじゃないんです、ルール通りなんです」と言えますから。自分で考える、自分で判断することを放棄していますよね。

 

感想文

自分のことを愛していますか?

元気よく「Yes」と答えることができるでしょうか。私はYesということが出来ません。私は自己肯定感が高くないです。

本誌では自分が親になった際に子供に対してどのように接したら自己肯定感を高められるかが書かれていますが、子供を育てる意識で自分自身を育てようと、今の自分に置き換えて読みました。自分のこれまでの人生をやり直すことはできませんが、今から自分を少しずつでも好きになる努力はできます。

自己肯定感が得られない条件には、ネガティブなことばかりに目がいくことが原因の1つとしてあるようです。

テストで70点を取っても出来なかった30点ばかりに気を取られ、出来るようになった70点を自分でほめることが出来なくなってしまっています。私は学生時代からテニスをずっとやってきました。最近まで楽しいと思ったことは無かったです。それでもやり続けていたのでそこそこ勝てていたからだと思います。一種の成功体験ではありますが、そこに明確な目標が無かったため余り楽しくなかったのだと、今ならわかります。もし毎回1回戦負けであればすぐにやめていたことでしょう。中学生の頃からミスをすると顧問から怒られ、怒られないようにはどうしたらいいかを考えてテニスをしていました。上手く打てるようになったことよりもミスをしなくなり怒られなくなったことばかりに頭がいっていました。そしてその癖は最近まで染みついてしまい、ミスをすると自分で自分を責めてしまうのです。これでは全く自己肯定感が高まることはないです。

しかし高校時代に1度だけ楽しいと思えることがありました。それは体育大学に進学した先輩が教育実習で母校に帰ってきた時の練習です。先輩と雑談をしている中でボレーが出来ないことを話しました。どんなところで出来なくて悩んでいるのか、どんなボレーが打ちたいのかを話している内に改善するための練習をあることを教えて頂きました。その練習は自分で解決したいと考えたことであったので練習に行くのがとても楽しかったです。そしてその先輩も出来るようになっていることをしっかりと伝えてくれる方だったのでとても充実感があったことを今でも覚えています。

その時は自分で考えて行動した結果できるようになったことが楽しいということには気が付けていませんでした。そこから同じように改善していけば良かったのですが、元のミスをして怒られないようにするスタンスに戻ってしまったこともあり、モチベーションが上がりませんでした。

最近では自分を俯瞰して見ることを意識することでテニスをしていて楽しくて仕方ありません。出来なくなっていることではなく、その日出来ることに目を向け、さらにこれまで出来なかったことが少しでも出来るようになると満足するようになりました。これは自分で考え出来るようになっている自分を愛せているのだと思います。例え先週出来ていたことが今週出来なくても、また出来るようになろうと目標を決め、できた時にまた喜びが生まれます。

 

これが仕事でも感じれるようになれば人生が豊かになるのだろうと思っています。

しかし今は決められたルールの中から如何に外れないかだけを考えて仕事をしてしまっています。昔の部活とほぼ同じ状況であると感じています。そのうち楽しくなるのかもしれませんが、それにはまた10年以上かかるかもしれない、または楽しくならないかもしれない。と思うことが多々あります。出来ないことにチャレンジすることで出来るようになることが多くなって楽しくなるかもしれないと考え、今の仕事を選びました。今は出来ないことが多くそのことに思い悩み、色々考える余裕がなくなり、自分を愛せない状態となっています。

人生一度キリ、日々成功体験を積み上げていき、自分を愛して生きていくことが人生を豊かにすることに繋がると感じています。今の仕事が全てではないのは理解しています。親の世代の常識に囚われてこのまま働き続けていても幸せはやってこない。何かに挑戦して経験を積んでいくことが必要なのだろうと感じています。

その中で失敗すること多くありますが、出来ないことに目を向けるのではなく、今日一日自分が出来たことを褒めるようにしていきます。

Twitterでつぶやいて自己肯定感を高めていきます。

 

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