ライフハック

読書・投資・マネーリテラシー・心身健康のブログ

速読のための簡単3ステップ

速読したい・・・どうしたらいいんだろう・・・

多くのビジネス書で社会人こそ読書をして勉強すべきと言われています。しかし自分にはそんな時間はない、本は買ったけど読み終える前にやる気を失った、などを経験している人は多いのではないでしょうか。私も4年前までその一人でした。神田昌典さんの「バカになるほど、本を読め!」の読書術を身に着けたことで読書が格段に速くなりました。1冊を読んで内容をツイートするくらいであれば1時間もかかりません。

その速読方法とは、全部読まないことです。

よく分からないと思う方は私なりに少しアレンジした速読法を書いていますので見て頂けますと幸いです。

 

f:id:Sakashin:20200913003951j:plain


 

読書の目的を明確にする

そもそも読書する理由は何でしょうか。

・リラックスするため

・悩んでいることの解決方法を探るため

この2つが大きな理由になるかと思います。

では速読が必要なのはどちらでしょうか?後者ではないでしょうか?

小説を読んでリラックスしたいのであれば意気込んで速読する必要はあまりないと感じています。ドラえもん映画映画を見に行って早く内容を知りたいからと2倍速で見るようなものだと思います。もし内容を把握したいだけであれば要約サイトを読めばいいのです。

しかしビジネス書やハウツー本は早く内容を把握できることに越したことはありません。速読で解決方法を見出すことが出来れば、悩んでいることを解決する時間を確保できます。

つまり読書をする前には目標を明確にする必要があります

 

重要なことは10%程度

速読が必要である本と判断した場合は速読方法を試しましょう。そのポイントは読み飛ばしです。内容を把握するうえで全文章の4~11%しか重要なことはないと言われています。入試の試験ではないので読み間違っても全く問題ないのです。読んだ内容で自分の行動が変わればそれでビジネス書を読む目的は達成されています。

 

速読の3ステップ

具体的な速読は主に3ステップで行っています。

「バカになるほど、本を読め!」では準備から復習まで具体的な方法が記されています。神田さんの方法が知りたい方は本を買っていただきp.47~58を読んでみてください。私が実践している方法は以下の通りです。

 

ステップ1:目次を熟読・復習する

まず購入した本を開いて一通り目次を読みます。目次を読むときは、あなたがその本を手に取った理由を思い出してください。何かを解決したくて本を手に取ったのではないでしょうか。解決したい内容が記載されていそうな目次にはチェックを付けていきます。チェックの付けた項目を見直して本を読んだ後に解決していそうな内容を想像します。ここでステップ1が終了です。

 

ステップ2:キーワードを探して前後数ページを読む

本を読む目的がはっきりさせたら読み始めましょう。1ページ当たり眺める時間は多くても5秒です。300ページの本であれば1ページ5秒でめくったとしても25分かかります。この5秒は「キーワード」を探す作業です。あなたが最も気になっている言葉を探していく作業です。気になる言葉「キーワード」があればページをめくるのをやめて、「キーワード」の前後2~3ページだけを5分ほどで読みます。そしてあなたの状況を打破してくれそうなことが書かれていれば付箋を付けます。読書にかけられる時間に応じて何回立ち止まるかを決めるのが良いでしょう。300ページの本を読むのに確保できた時間が1時間であれば7回立ち止まれます。7回で21ページほど読むことになるので約全体の7%ほど読んだことになります。全体を把握するのには十分なページ比率です。

 

ステップ3:内容を誰かに伝える

本全体をめくり終われば最後に内容を誰かに伝えましょう。読んだ気になって終わらないためにもあなた自身の言葉に落とし込んでおく必要があります。家族がいれば家族に聞いてもらうことも良いでしょう。誰も本の話をする人がいなければTwitterアカウントを作成して140文字にまとめてみましょう。特に今からあなたが取り入れたいことに絞って書くと良いでしょう。箇条書きで付箋を付けた箇所をツイートするとあとで見返した時にも役にたちます。

 

要点のみを読み解いていく速読法をフォーカスリーディングと呼ばれています。例え同じ本を読んだとしてもあなたと私では付箋を付ける場所は全く違うはずです。解決したい目的がことなるので当然のことです。同じ本を読んだ人とお話してみるのも楽しいです。またその時点で感じたことをまとめておくと10年後同じ本を読んだ時との感想の違いを比較出来て面白いかもしれません。

 

最後まで読まないといけないという先入観を捨てる

今回はフォーカスリーディングの方法をご紹介しました。しかし読んでいる最中で解決されそうにない、表現の仕方が気に入らない時に読むことを止めるのも速読の1つの方法です。せっかく買ったのだから最後まで読まないといけないと思う気持ちはわかりますがあなたのやる気と時間は有限です。サンクスコスト*1を払わないようにしていきましょう。

Amazonバカになるほど、本を読め! (PHP文庫)

*1:すでに支出され、どのような意思決定をしても回収できない費用のこと