『諦める力』 読書感想文
読書感想文第四弾は「諦める力」です。
(マナブさんのYouTube企画:【発表】仕事を辞めても、人生は詰みません【新企画のお知らせ】)
概要
サブタイトルが「勝てないのは努力が足りないからじゃない」
世界陸上で銅メダルを獲得した為末大さんが諦めることの大切さを語っています。
継続が美学として語られる日本ですが、それぞれの人に合ったフィールドで生きていくことが幸福感を生んでくれます。
新しいことを始めるための1つの考え方に触れることが出来ます。
心に残った3つの言葉
- 何かを「やめる」ことは「選ぶ」こと「決める」ことに近い。もっと若いころは「やめる」ことは「諦める」こと「逃げる」ことだった。そのように定義するとどうしても自分を責めてしまう。
- それでも、どうしても実現したいこと、手に入れたいものがあるのなら、「この時点でこれが出来なければ終わりにする」という基準を、繰り返し繰り返し設定することが必要になってくる。
- 努力でどうにもならないことは確実にあって、しかしどうにもならないことがあるときづくことで「仕方がある」ことも存在すると気づくことが財産になると思う
感想文
為末さん流で取り入れたいと思ったマインドが3つあります。
・「やめる」ことは「選ぶ」こと
・「この時点でこれが出来なければ終わりにする」
・「仕方がある」
まず驚いたことは陸上選手の為末さんが「諦める」ことについて本にしていることでした。テレビでは松坂大輔が40歳で日本球界に戻ってきた!キングカズがJリーグ最年長でプレーしている!などと放送されています。そして年長者のガッツあるプレーに対してファンはものすごく熱狂しています。ぼくたちは続けることに美学を感じているのだと思います。「継続は力なり」と言われるスポーツの世界でトップアスリートの為末さんが諦めることの重要性を語っていることに興味が湧きました。
為末さんの「やめる」「諦める」を逃げではなく「選択」であるという考え方は、ぼくの気持ちを楽にしてくれました。もし職業が原因で今の都会暮らしをやめたとしても「辛いと感じた生活から逃げた」と思うのではなく、「もっと山や海が近い自然が多いところでの健康的な生活を選んだ」と考えることで自己嫌悪にならずに済みます。今悩んでいることはやめてしまえば悩んでいたことすら忘れると思います。
また、何かを選択し始める時に諦めるポイントを決めておくことも面白いと思います。ぼくは今、#マナブの宿題を2週間以内に実施できなければYouTubeを見るのをやめる。と決めています。決めたことでやる気が起きています。いままでは「今日は仕事で疲れたから読書やめておこう」と思っていました。しかし、自分でやりたいと思って決めた目標だからこそ、実行できています。もし実行できなかった場合はその目標はそれまでだったということです。
自分で目標を選ぶことは、ぼくが目指す自己肯定感、主体性を育んでくれるマインドです。
しかし、今までの諦められないマインドをすぐに変えることは難しいとも感じています。私は昔からやめることに大きな抵抗感を持っていました。高校生の時、部活が辛くなり辞める時も涙が止まらなかったくらいです。自分への期待値が高すぎたのだと思います。自分ではどうにもならないことにばかり目が行き、どうにかできる「仕方がある」ことを楽しめなくなっていたのです。どうにもできないことを理解しつつ、自分がどうにかできることを増やしていくと豊かな生き方になるはずです。副業、転職、起業など色々なことを試し「仕方がある」を探していきたいです。
色々なことを始めてはやめていくことで自分の人生を豊かにしてくれると信じて日々、学んで行動していきたいと思います。
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