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どうして株だけプロに勝てる?

どうにかしてお金を貯めたい。

みんなやっているし、NISA始めようかな。iDeCoかな。FXかな。とお思う方も多いのではないでしょうか。

でも、株は怖いっていうしな。。。

あなたも悩んでいるのではないでしょうか。

 

お金を貯める目的は皆さん違うと思います。しかし、投資を本職にしていない私たちにとって株投資は「敗者のゲーム」なのです。

必ず負けるという意味ではありません。負ける側に原因があるのです。

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敗者のゲーム〈原著第6版〉 (日本経済新聞出版)

まずはゲームと聞いたときに思い描く勝者のゲームから説明します。

 

勝者のゲーム

本誌ではテニスやゴルフで例えられています。

 

試合に勝つために何をするでしょうか?

フェデラーのような華麗なボレーを決める

ナダルのような強烈なスピンボールを打ち続ける

・錦織のようなバックハンドを打つ

このように考えている方は要注意です。

 

株に例えると

・FXで10000円を100万円にしよう

・バリュー株に集中投資して20倍になるのを狙おう

・仮想通貨を買おう

投資ではなく投機(ギャンブル)になります。

 

このテニスと株に共通していることはハイリスクハイリターンであることです。

トッププロであれば負けないようにすることでは勝てないため、自分の中で確率が高いものでリスクを取ります。プロはリスクを取ってもミスをしないように鍛錬しています。

では私たちはプロと同様に鍛錬し、リスクを取るべきでしょうか。

(否だと思います。)

 

敗者のゲーム

 

トッププロではないあなたがテニスで勝つためにはなにをするでしょうか。

・相手よりも先にネットしないようにする

ダブルフォルトをしないようにする

・同じところに返球し続ける

点数を取ろうとするより、取られないようにします。敗者にならないための試合に勝つことで勝者になることが出来ます。

見ている側としては退屈です。しかし、勝つためには私たちは退屈なことを愚直に続けるしかないのです。ミスをしないことが1番大切なのです。

 

もしも、一発逆転のビックサーブを打とうとすればミスが増えます。奇跡的に4球連続で入り1度はゲーム取れるかもしれません。しかし、それだけでは勝てないのです。継続してビッグサーブが入り続けない限り勝利は手に入りません。

あなたは入れ続けられる自信がありますか?

ロディック(2003年に世界ランキング1位)なら可能かもしれないですね。

どんな形でもいいから、先に6ゲーム取ることが最優先なのです。方法は問題ではありません。如何にローリスクな方法で試合を進め、相手にハイリスクを取らせるかが重要です。

 

敗者のゲームに勝つ

ローリスクで(ミスをせず)勝利を手に入れる為に何がローリターンであるかを知る必要があります。

テニスでは1stサーブを入れることはローリスクです。ほぼ入らいない速いサーブを1stサーブで打ち続け、常に2ndサーブになることは相手に余裕を与え、自分の余裕を失います。余裕がないときは判断を間違えミスする可能性が上がります。

 

株の場合でも、爆発的には増えない(ローリスク)面白くない投資をすることが重要です。

・王道のインデックス投資

・長期間の投資

・全世界分散投資

10万円に10倍のレバレッジをかけて2倍になるものに投資し、100万円を獲得出来たとします。1度成功したからもう一度チャレンジます。成功するでしょうか。

一時も下がらずに2倍になるものは見つけれるでしょうか。

下がってしまえば損失補填をしなくてはいけません。大きな勝利には大きなリスクが伴います。

借金が1000万円あり、早く借金を返さないといけないと思っていると判断を誤る可能性が高くなります。

 

あなたはプロにも継続的に勝てますか?

プロは我々とは違いビッグサーブやスーパーショットを打ち続け、相手からポイントを奪います。しかし、私たちはミスをしないことでポイントが貰えます。ミスをしないことが試合に勝つためには重量なのです。同じテニスコートで同じボールを使っていてもプロと一般プレーヤーの私たちでは違うゲームをしています。

株式投資でも同様です。デイトレーダーや企業の投資家がいるフィールドにお金をもって飛び込みます。錦織のいるコートにラケットとボールを持って行って真剣勝負を挑むようなものです。経験としてお金を使うのではあればいいですが、勝つためには自分のレベルにあった市民大会を探して勝負すべきです。

 

テニスでいう錦織にも勝てるレベルの技術が投資家としてあるのであれば、リスクを取ったとしてもほぼミスをしないことでしょう。

 

負けないところから初めて行きましょう。

まずはつみたてNISAがローリスクで初め安いところです。政府が危ない投資先は排除しています。商品の中から手数料の低いものに投資しながら学んでいきましょう。

プロの投資家たちと張り合うのではなく、自分が今後伸びると思う投資先(過去15年は米国)に長期間投資することで市場平均的な勝ち方を目指しましょう。